夢みたいな日々。~北の大地、大雪山縦走記録~

2017.10.24

みなさん、こんにちは!

いつも新宿店ブログをご覧の皆さまありがとうございます。

新宿店、アウトドア担当 岩橋です。 

今回は、先月行ってまいりました大雪山縦走記録を綴りたいと思います。

長文になりますが、是非とも最後まで読んでいただけると嬉しいです。

では、どうぞ!!!!

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【ルート】

1日目

旭岳麓ホテル→ロープェイ乗り場→

姿見駅(1600m)→旭岳(2291m)→間宮岳(2185m)→北海岳(2149m)→白雲岳避難小屋(1990m)【泊】

2日目

白雲岳避難小屋→高根ヶ原→忠別岳(1962m)→五色岳(1868m)→化雲岳(1954m)→ヒサゴ沼避難小屋(1600m)【泊】

3日目

ヒサゴ沼避難小屋→日本庭園→トムラウシ(2141m)→トムラウシ公園→前トム平→カムイ天上→トムラウシ温泉:東大雪荘(650m)【泊】

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いつか必ず行ってみたいと思っていた旭岳~トムラウシ山縦走。 9/21~9/23、2泊3日で縦走してきました。

 《1日目》

朝7時、旭岳ロープウェイからスタートしました。 姿見駅に到着し、いよいよここから全行程46kmの縦走路が始まります。

初日の累積標高差は約1,150m。 そのうち約700mは姿見駅から旭岳山頂までで消化できるので、 できるだけ体力を温存して旭岳山頂に到達したいと思っていました。 そうなるとザック重量はできるだけ軽くしたいし、ペースもゆっくりめに抑えていきたいところ。 でも現実は12kgを背負っていくことに。  

登り始めて景色にテンションが上がり写真を何枚もパシャリ!!

所々でガスが湧き出ています。硫黄の匂いがプンプンしました。

素晴らしい雲海を拝みつつ、、、ひたすら急登を登ります。景色に癒される〜。

旭岳山頂!!

ガスで何も見えませんでした。笑

旭岳山頂から白雲岳避難小屋までの道中、ガスがおさまらずひたすら歩き続けました。

ガスにより自分自身がどの辺りにいるか分からないほどでした。遭難してもおかしくはないとはこのことです!!

予定より2時間ちょっと早い14:00に初日の避難小屋に到着。

テン泊する方もちらほらと、、、、

避難小屋利用料1,000円を払い、しばし休憩タイム。お昼ごはん&コーヒーを飲んだり、昼寝したり、翌日の水づくりをしたり、心身ともにリラックスして回復しました。

旭岳~トムラウシ縦走ルートのなかで一番良かった水場です。 今回、雪渓水の煮沸が面倒というか、ガスを温存する意味もあって携帯浄水器「ソーヤーミニ」を持参しました。 これは煮沸せずに冷たい水がすぐに飲めてとても便利です。

本日の山めしはこちらです!!美味しかったです!!

今回の縦走で酒類は一切持参しませんでしたが、夕食時に隣の方から頂いたウィスキーの味はこの先忘れることは無いでしょう。  

満腹になり、就寝!!

 《2日目》

5時起床。

日の出を見たく、起きてすぐに外へ出ました!!

寒さに耐えつつ、、、、、

素晴らしい!!もはや感動!!

癒されたのちに、出発の準備をし、、

 朝食を食べて6時30分に白雲岳避難小屋を出発。

 今日の行程は16kmを超える長丁場。

はるか遠くに見えているトムラウシ山の麓にある「ヒサゴ沼」が今日のゴールです。

まずは白雲岳避難小屋から下って高根ヶ原へ。

長い長い高根ヶ原を通過して8km先の忠別岳を目指す。 早朝の高根ヶ原から見えた景色は荘厳。

道中、この標識は怖いですね。笑

遠くまで景色を見通しながら高低差の少ないルートを歩く時間はあっという間。 出発から2時間30分で忠別岳に到着。

忠別岳山頂で昼食タイム!!お腹を満たして、出発ー!!!!

この先のルートである五色岳~化雲岳~トムラウシ山を目で追います。

 200m弱の高度を登り返して五色岳に到着。

ここからトムラウシ山が一層近く見えました。

 化雲岳までのルートはアップダウンの少ない歩きやすいルート。

途中には木道も整備されていたり、快適な縦走路のエリア。

化雲岳到着!!なんともどっしりと佇む岩。迫力満点です。

そこからヒサゴ沼分岐から左手に折れてしばらくすると、すぐにそれと分かる大きな沼が現れます。

予定通り2日目の避難小屋「ヒサゴ沼避難小屋」に到着。

目の前にはヒサゴ沼があり、夕暮れが綺麗に水辺に反射していました。

到着後、コーヒーを飲み、水づくりをして、隣の登山者と話をしたり。

話していた登山者につまみを頂いたり、、、笑

人の優しさに触れた2日目の避難小屋となりました。

夕食を済ませ、今夜は20時頃の早めの就寝へ!!

 《3日目(最終日)》

 まだ月が出ている4時に起床。

朝食をとって、5時30分に出発。 最終日の行程は約16km。

まずはヒサゴ沼から稜線上の縦走ルートへたどり着くため、雪渓を登ります。

 早朝の時間帯は固く締まっているので軽アイゼンがあると安心。 滑り落ちると危険です。

写真でしか見たことのなかった天沼、日本庭園、ロックガーデンと進む。

 天沼

日本庭園

巨岩地帯

晴天なら気持ち良いこのルートも、雨天強風ならとても危険な場所だと認識。 北沼まではサクサクと進みました。

いよいよ山頂に向かう最後の急登へ。

  ヒサゴ沼をスタートしてから3時間、念願のトムラウシ山頂へ到達!

非常に感慨深いものがありました。 山頂ではガスがかかり視界不良。いい思い出です。笑

 トムラウシ山頂には5分ほど滞在したのち、下山を開始。

ここからの下山は、体力的にも精神的にも限界を超えていたように思います。

ひたすら黙々と歩き続けました!!

さらに進み、前トム平へ。。

下山は登り返しが3回ほどあってかなり体力を消耗。

道中は雨の影響で、ぬかるんでいるところが多数ありました。

ひたすら歩き続け、カムイ天井へ!!

この付近からは傾斜が小さくて平坦な歩きやすいルート。 それが、延々と続きます。。。 温泉コース分岐。

ここからは短縮ルートを使わず、トムラウシ温泉コースを進む。 薄気味悪い森の中をひたすら歩き続けます。

トムラウシ山の山頂から下山を開始して5時間35分。 国民宿舎東大雪荘に到着。

夢のような3日間でした!!

今までの人生で味わったことのないような、壮絶かつ物凄く楽しい3日間となりました。

山って偉大だな〜。

不思議なパワーを持っているな〜。

もし何か気になることがありましたら、是非とも店頭で私に話しかけてください。笑

なんでも答えます!!

次の山はどこに行こうかな。。。。わくわく。。

最後に、、、今回の登山でのベストショットをご覧ください!!!

はい、自分が大好きです。笑

おしまい。

皆様のご来店、スタッフ一同心からお待ちしております。

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新宿店 アウトドア担当 岩橋勇治

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