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プロサーファーへの登竜門として知られるサーフィンコンテスト、「OSHMAN'Sチームチャレンジ」。今年で19回目の開催という歴史あるこのコンテストは、個人戦だけでなくチーム戦形式でも競い合うのが特徴的で、そのレベルは年々高まっていて戦いも熾烈になっている。今回は9月19日(土)に千葉県部原海岸で開催。その模様をレポートしよう。

年間を通してクオリティの高い波がある部原海岸。大会当日のコンディションは、北上していた台風14号によるうねりの影響で頭ぐらいのサイズ。毎年この時季に開催されるだけあって、チームチャレンジでは必ずといっていいほど台風の影響を受けた大きい波が待ち受けているのだ。
今回の出場者はチーム戦に13チーム、レトロボードで競い合うトランジションクラスには19名が出場。チーム戦ではTEAM HURLEYやTEAM O'NEILL、TEAM NIXONなど、毎年ハイレベルな技術でしのぎを削る常連チーム達が名を連ね、個性的な板とパフォーマンスで大会を盛り上げるトランジションクラスでも、梅村BON JOVIさんをはじめ、おなじみの顔が勢ぞろいだ。


海を愛するサーファーの視点から環境保護をアプローチするイベントや展示物も、チームチャレンジでは恒例だ。毎年、環境保護メッセージのブースを出展するPatagonia(パタゴニア)では、日本支社独自の環境キャンペーンである「フリー・トゥ・フロー -川と流域を守る」についてのメッセージを展開。「日本は川の多い国なので、日本支社独自のキャンペーンとしてふさわしいものだと考えています。川は森と海をつなぐ存在で、川の環境が崩れてしまえば美しい海を守ることもできなくなる。海を愛するサーファーの皆さんに、河川環境の実態についても知っていただければと思います」と、Patagoniaのサーフ担当・森さんは語る。
また、OSHMAN'Sのすべてのサーフイベントで実施しているビーチクリーニングも、環境について考えるいい機会となるものだ。今大会では、千葉県の主要地域で一斉に清掃活動を行い千葉県全体をきれいにしようというNPO法人U-PROJECT主催のイベント「まるごみ'09」の一環として、同法人の大場洋平さん指揮のもとビーチクリーニングを実施。美しい海を守るために、大会参加者や関係者が一丸となってゴミ拾いを行った。
そして、チームチャレンジの環境メッセージといえば、毎年制作される記念TEE。今年もGr8land(グレートランド)のオーガニックTEEに、プロロングボーダーでもある、Gr8land須賀実さんによるエコメッセージがデザインされた記念TEEが参加者全員に配られた。いつまでも美しい海でサーフィンを楽しめるように…そんな思いで行う環境保護活動は、難しさも押しつけがましさも感じることなく、すがすがしい気分で取り組めるものだ。





そんなこんなで、コンテストはいよいよファイナルラウンド。第17回覇者の石田銀二さん、第18回準優勝の河村海沙さんを擁するTEAM HURLEY、セミファイナルで10ポイントという高得点を出した高橋翔さん率いるTEAM ACF、そしてTEAM O'NEILL、TEAM NIXONが緊迫した優勝争いを展開。一方のトランジションクラスは、シングルフィンやツインフィンのレトロボードで競い合うなか、なんと剣持良輔さんはフィンがついていない古代ハワイの木製サーフボード「ALAIA(アライア)」で出場! 大会当日の大きな波ではさすがに結果が出せなかったが、珍しい原始的なボードでファイナルに挑むというパフォーマンスは会場を大いに湧かせた。
そのトランジションクラスを制したのは、ツインフィンのレトロボードで出場した茂木剛さん。個人戦はTEAM HURLEYの石田銀二さんが1年ぶりに優勝の座を奪還。そしてチーム戦は、圧倒的な強さを誇ったTEAM HURLEYが勝利を飾った。






TEAM HURLEYの見事な勝利によって幕を閉じたOSHMAN'Sチームチャレンジ。来年は記念すべき20回目の開催となるので、サプライズ企画などもありそうだ。より幅広い層のサーファー達が参加して楽しめるイベントとなるはずなので、こうご期待!




