バイヤーに聞く、ウェットスーツ10のコト

サーフィンを始めるうえで、必ず必要になるのが「ウェットスーツ」。
「ウェットスーツは本当に必要?」「先ずは何を選んだらいいの?」など、ウェットスーツに関する疑問をサーフ担当バイヤーにいろいろ聞いてみました。
10コの質問に答えてくれたのはコチラ。
================================================
(株)オッシュマンズ・ジャパン 営業部SURF担当バイヤー 長瀬浩輝
2016年OSHMAN'S勤務スタート。2019年に社員になり新宿、原宿、二子玉川でのサーフ担当スタッフを務めつつ毎シーズンのWETSUITS特設ページにて着用モデルも担う。売場スタッフを経たあと2023年よりサーフ担当バイヤーに就任、現在に至る。20代前半から一昨年前まで鵠沼に住んでいたこともあり、朝一サーフィンをしてから出社するライフスタイルに没頭。ショート、ミッドレングス、ロングと波のコンディションに合わせてサーフィンを楽しんでいる。現在所有するボードは、SHARPEYE SURFBOARDS、CHRISTENSON、DONALD TAKAYAMA、CHANNEL ISLANDS SURFBOARDS。着用WETはMAXIM。
================================================
それでは質問してみます!
Q1.ウェットスーツって本当に必要なの?
A.はい、防寒対策だけではなく、接触時のケガ防止対策をはじめ、着ることにより浮力が出ますので安全面でも効果があります。
Q2.ウェットスーツにはどんな種類があるの?
A.フルスーツ、シーガル、ロングスプリング、ショートスプリング、ロングジョン、ショートジョン、タッパーなど、袖の長さやレングスの長さの組み合わせによって種類があります。サーフィンするエリアや時期によって使い分けるのが主流です。フルスーツには3ミリ、5ミリ、ドライなど、生地の厚みと種類があります。
Q3.先ずは何を選べばいいの?
A.先ず1枚選ぶとしたら、日本近海の外気温、海水温度で考えると、春~秋を通して着用出来る3mmフルスーツをお勧めしています。
Q4.オーダーとつるし(既製品)は何が違うの?
A.金額のお求めやすさや購入後すぐ使用できるというメリットが規制品(吊るし)のウェットスーツにはあります。オーダーは、仕上がりに数週間かかりますが、全身採寸することでジャストフィットし、生地のカラーやマークなども選択できるので、自分だけのウェットスーツが出来上がります。
Q5.ブランドによって何が違うの?
A.オッシュマンズで取り扱っているカスタムオーダーが可能なブランドは、どこも国産のハンドメイドでクオリティが非常に高く、ブランドによって性能面で大きく差が出ることはさほどありません。どのブランドにすれば良いか迷われたときはブランドごとのマークや色、デザイン性、そのブランドの地域柄でお客様が選んで行かれるケースが多いですね。
Q6.ウェットスーツを着るときの注意点は?
A.ウェットスーツは大きく分けてスキン(ラバー)素材とジャージ素材に分かれます。
スキン素材はジャージ素材より繊細です。着用時、引き上げるように生地を握ってしまうと爪が立って裂けてしまいます。着用時は握らずに指の関節でつまむか、手のひらですり上げるように着用するなど注意が必要です。ジャージ素材も表層は布地なので見た目は破損しづらそうに見えますが、中身はスキン同様にゴムが入っておりますので、こちらも注意が必要です。
Q7.ウェットスーツのお手入れ方法は?寿命ってあるの?
A.基本的なお手入れはウエットシャンプーでしっかりと洗浄して、複数回すすぎを行い、陰干しをして、風通しの良い場所での保管をお願いします。
使用頻度や素材によっても寿命は異なりますがおおよそ3年くらいで伸縮性、保温力が悪くなってきますのでそこがお買い換えのタイミングかと思います。
洗浄や乾燥の際に洗濯機、乾燥機、脱水機を使うと、ウェットスーツが破れてしまうので決して使用しないでください。
Q8.ウェットスーツの保管方法は?
A.可能な限り厚みのある肩幅サイズのハンガーにかけて保管して下さい。
畳んで保管してしまいますと折りしわが付いて生地が潰れてしまい、スーツの寿命を縮めてしまいますので気を付ける必要があります。
Q9.破れたら修理できる?
A.オッシュマンズ取り扱いブランドでしたらメーカーでの修理が可能です。修理の際はお近くのオッシュマンズでサーフギアの取り扱い店舗までご相談下さい。
※破損の程度によっては、修理できないこともありますので、店頭にてご相談下さい。
Q10.今年のウェットスーツのトレンドは?
A.エントリーシステムではここ数年ロングチェストの人気が継続しています。運動性能と脱着性能の両方を兼ね備えたバランス感が人気の理由となっています。
そして今年は更なる進化を遂げるシステムが続々登場します。昨年登場で瞬く間にBRAND No.1の人気になったAXXE CLASSICの”HYBRID U-ZIP”を筆頭に、今年はMAXIMやHURLEYからも革新的なエントリーシステムが登場するなど、ネクストロングチェストを担う新システムから目が離せない状況です。
一方でスーツ本体ではその汎用性とコスパ高から人気があるのが、ロングジョンと長袖タッパーのセットアップ。春先や秋口はセットアップで3mmフル代わりに、初夏はロングジョンで、夏はボードショーツにタッパーと湘南エリアなどでは3シーズンをカバーできながらも、3mmフルと同等プライスで非常にコスパの高い組み合わせとなります。流行のオルタナティブ系ミッドレングスとのスタイリングにもばっちりハマります。
いかがでしたか?ウェットスーツについてその他ご不明な点があれば、是非店頭スタッフまでお気軽にお声掛けくださいね。
SURF取扱店舗はコチラになります
オッシュマンズ 原宿店 03-6804-1381
オッシュマンズ 二子玉川店 03-5491-4488
オッシュマンズ 吉祥寺店 0422-28-7788
オッシュマンズ ららぽーと富士見店 049-256-9651
オッシュマンズ 仙台店 0223-99-6303
オッシュマンズ 西宮店 0798-39-7626