KEEN UNEEK KASANE ～伝統への回想～

こんにちは。

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いかがお過ごしでしょうか。

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原宿Rebornのお祝いも兼ねて

ご縁のあるメーカー様が協力してくれて

たくさんのアニバーサリー別注アイテムが誕生しました。

各アイテムは見ていただけたでしょうか。

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別注、とはひとえに言うものの、

どんな風に作られていくのか。

そして作り手の想いを伝えたい

そんな一心で私もブログにまとめてみました。

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今回は、

伝統にフォーカスして完成したアニバーサリーモデル。

KEENのUNEEK KASANEに注目したい。

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『原宿は海外から注目される、

日本の象徴になる場所の一つになる。』

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『原宿Rebornにあたり、

日本古来の文化的な側面を、

KEENのサンダルに落とし込みたい。』

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アニバーサリーモデル企画のはじまりは、

こんな想いから始まった。

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今回、弊社別注の企画制作を担当している

佐々木バイヤーにお話をお伺いしました！

『　』は、佐々木バイヤーの言葉を拝借しています。

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『日本の文化、着物。

その中で十二単、襲（かさね）の色は使えないだろうか』

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……かさね！！ここからきています、KASANEの由来。

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古文さっぱりな私にとっては襲の説明からです。

ご存じでしたら、申し訳ないです。

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《襲（かさね）》

平安時代、衣服の日本化と共に生じた着装と、仕立て方の色の取り合わせをいう。

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衣服の重なる部分の色目や、生地の表裏で色目を工夫し、優美に魅せていた。

カジュアルにいうと色のコーデを楽しむという感じ。いとをかし。

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厳密には、式典や身分の位や季節などで、細かく着られる色が決められており、

楽しむというより、決められた中で清く正しく美しく着るもの、魅せるもの、という表現の方が良さそう。

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どちらにせよ、宮中の方や貴族の方などが召されていた

優美なお着物であることは間違いなさそう。

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『襲の色目の組み合わせもかなり多いので

何パターンかUNEEKで使用しているひも数や

アッパーカラーなどに落とし込んだのですが

どれも単純に色をUNEEKに落とし込んだだけだと今一つでした』

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襲の色目を使いたい、といったコンセプトは決めたものの

なかなか、コレ！というものに辿り着かなかったそうです……T_T

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なかなか決まらない中で、

『KEENさんからもらった提案の中に

ヒモ(コード)も1から作れます       (‼︎)

というのがあったので、

日本の文化の1つでもある

組紐のパターンを取り入れようとなりました』     (＼(^_^)／)

触ってみると、きちんと編んでいるのが分かります。

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『襲の色目はたくさんあるなかで、

明治神宮の代表の花が菖蒲だったので

襲の色目にもある菖蒲の色目をベースに

菖蒲の花の色である紫を入れてまとめました』

『アッパーカラーは日本文化の藍染をイメージした

ネイビーにしました。』

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と、当初イメージしていたカラーリングを組紐に落とし込むことが出来、KASANEのカラーリングは完成したようです。

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襲の色目×組紐×藍染の日本文化のハイブリッドが完成です。

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そしてさらに、

細かいところまでこだわってるなぁと思ったのが、

ソールユニットはネイビーではなくブラックなんです。

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『ソールユニットのブラックは、

キーンカラーでもあるブラック×イエロー。

アメリカイメージ×アッパーの日本イメージの融合といった最終まとめです。』

ソールユニットでも、日本とアメリカのハイブリッドが生まれていました。

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こうして、アニバーサリーモデルの企画は着地が見えたそうです。

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《組紐（くみひも）》

映画　君の名は、を見た方は多分ピンときてますよね。

作中でも主人公の二人を繋ぐアイテムになっていたし、

代々、神社に仕えるおばあちゃんも継いでいかなけばいけないものとして製作もしていました。

とてもコアなアイテムになっていたと思います。

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その中で組紐にまつわる理をご紹介します

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組紐は、

神様の技、時間の流れ、そのものを表している。

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より集まって　形を作り

ねじれて　絡まって

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時には戻って　途切れ

また　つながり

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それが産霊(むすび)

それが時間

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古から伝わるもの。

それは伝統。

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何時の世も越えて、伝え継がれ、

有形無形、形にとらわれず残っているもの。

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折しもこの日本で、伝統を振り返るときが来た。

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間違いなく日本は浮き足立つはずだった。

世界から注目されるはずだった。

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ところが周知の事実。

日本のみならず、世界中が混乱し、互いに今出来うる全てのことを実行し、人々は励まし合って今日に至る。

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命のために、ありとあらゆることに制限をかけ、耐えている。粛々と今出来うることをやる。

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伝統と呼ばれるものも、そういった数多の困難も乗り越え 今に至るのだと思う。

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それならば、今この時も

伝統を語り継がなければならないのだと思う。

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KASANE

幾世にも語り

平和を願うモデル

そんな想いが込められた

KEEN U (YOU) / UNEEK KASANEを、是非手に取ってもらえたらな、と思います。