MEN'S WEAR

今季の狙い目はコレ! バイヤーがプッシュする秀逸ダウンジャケット4選

2018.11.12

冬の寒さもそろそろ本番。ダウンジャケット選びが急務になってくるなか、人気アウトドアブランドや高級ダウンブランドなど、特定のアイテムに人気が集まりつつある印象。

そんななか、今回はバイヤーがその機能性、デザインから自信をもってプッシュする狙い目ダウンをピックアップ! 人との被りも少なく、ワンシーズンで終わらない秀逸アイテムを厳選しているのでぜひご参考に!

《WoolRich》

エコロジーな考え方と最新技術が融合した大注目モデル

元々はアラスカでのパイプライン作業における耐寒ウェアとして開発され、今ではブランドを代表するモデルとなった〈ARCTIC DOWN PARKA〉。アウトドアアパレルらしく堅牢性と保温性の最大化に挑戦しており、最新技術が投入された非常にハイレベルな1着となっている。

表地には耐久性に優れた200デニールのポリエステルGORE-TEX®ファブリックを使用。撥水加工がされているが、自然環境への配慮から有機フッ素化合物であるPFCを使用せず、環境に配慮。

中綿には700フィルパワーの貴重な天然ダウンを使用し、非常に高い保温性、防寒性を実現。また、降雨や発汗の際におこるダウンの“かさ高”を招く水濡れ対策として、高い撥水性能をもつマイクロウーリー糸を裏地に使用している。

襟元のファーには高度な日本の植毛技術を活用して開発されたFur Free Furを採用。このあたりも環境に配慮する同ブランドらしいポイント。

プリマロフトを中綿に採用した内襟は冷気を寄せ付けず、しっかりと保温してくれる。汚れやすい部分でもあるが取り外しができ、家庭で洗濯可能。

《PYRENEX》

昨年登場し一躍大人気となったブランドの新定番

昨シーズン登場したばかりのニューモデルながら、最も高い人気を誇った新定番〈ANNECY JACKET GABARDINE〉。スーツの上から着てもストレスを感じさせないよう、肩まわりや腕は立体的なパターンを採用。また、ジャケット丈をカバーする着丈により、オン・オフ問わず着用可能だ。

今シーズンは表地が高密度に織られた100%ポリエステルの〈フレンチ・ギャバジン〉が採用されている。ほんのりと艶感がプラスされ、より大人っぽい印象に。

フードまわりのフィンラクーン(タヌキ)の毛皮はボリュームがあり、防寒性だけでなく着こなしのポイントにも。取り外しも可能で、取り外すとよりスッキリとした印象に。

《F/CE》

ハードユースにも耐えるハイスペックなタフダウン

国内屈指のダウンファクトリーである《NANGA(ナンガ)》とのコラボシリーズ。クライミングジャケットから着想を経て作られた新作〈FT CLIMB JACKET〉。MA-1ライクなショート丈シルエットながら、ダウンを200g使用することで非常に保温性が高く、ハードユースにも耐えうるタフな1着になっているのが特徴。

今回よりオリジナルのファブリックとなるF/LIGHTを使用。耐水圧は20000mm、透湿性は20000g/sm/24hoursというレインウェア同等のスペックを備えたハイスペック素材だ。

デザインのポイントになっているフロントポケットほか、随所に充実のポケットを装備。バックのグローブやストールを収納できる大型ポケットほか、袖には鍵やチケット、ICカードなどの収納に便利な小型ポケットを配置。カバンなしでも大丈夫なほどポケット類は多彩。

《F/CE》

定番的な人気を誇るN3Bタイプ

毎シーズン定番的な人気を集めている〈N3B TYPE A JACKET〉。基本スペックは上記〈FT CLIMB JACKET〉同様で、極寒地にも対応できるハイスペック仕様。毎シーズン素材感などは変更されるが、今季はF/LIGHTが使われ強度などもアップデートされている。

フードだけでなく、襟元のリブも取り外し可能。汚れやすい箇所なので、洗濯できるのも嬉しいポイント。

【番外編】《EEL PRODUCTS×LAVENHAM》

オーセンティックな《LAVENHAM》を今の空気感でアレンジ

イギリス発の老舗ブランド《LAVENHAM(ラベンハム)》の〈MILDEN〉に、《EEL Products(イールプロダクツ)》が別注。オーセンティックな雰囲気はそのままに細部をアレンジすることで、より洗練された雰囲気になっているの特徴。着丈も短く修正されているので、より今っぽく着用できるはず。

襟元のコーデュロイはキープしつつ、バインディングをナイロン素材に変更し、より軽量でスポーティーなスタイルにブラッシュアップ。ボタンはプラスチックからブラス素材に変更することで重厚感もプラス。

アウターの大本命、ダウンジャケット。今回ご紹介したモデルはバイヤーもおすすめする狙い目となっているので、ぜひチェックしてみては!?


PROFILE
斉藤 淳史

斉藤 淳史

担当 … メンズウェア バイヤー
OSHMAN'S 歴 … 19年
好きなもの … ファッション、音楽、かっこいいモノ、楽しい事
好きなスポーツ … スポーツに限定するならスノーボード、山遊び&外遊び

アメリカのスタイルやトレンドを、OSHMAN'Sのフィルターを通して紹介。スポーツ・アウトドアを日常にとり込んだライフスタイルに密着したコーディネートの提案を心がけてバイイングしています。トレンドアイテムから世代を超えて愛される定番アイテムまで、様々なブランドと別注アイテムをつくり、OSHMAN'Sでしか手に入らない商品をどんどん提供していきます。