MEN'S WEAR

この時期のアウター選びは“スタンダード”がキーワード! 機能、ルックス共に申し分なしの優秀アウター7選

2020.12.21

今年の冬は厳しい寒さ! なかなか外出できない日が続いたこともあり、今年は冬準備をゆっくりペースでしていた人も多いのではないでしょうか。

ということで、アウターの最終案内。ここ数年《THE NORTH FACE》が大人気となっていますが、もちろんその他ブランドにも機能、見た目共に申し分のない優秀アウターが沢山。この時期のアウター選びは、来年、再来年と問題なく着用できる“スタンダード”がキーワードになりそうです。

ということで、今冬の最終案内としておすすめのアウターをズラリご紹介!

♯01 《Patagonia》

動きやすくて防寒性も抜群! 定番イスマスパーカが進化して登場

裏地にフリースを採用し、無駄のないシンプルな見た目、高い防寒性を備えた定番人気《Patagonia(パタゴニア)》のイスマスパーカが今季進化して登場。〈M’s Isthmus 3-in-1 Jkt〉の名の通り、3wayで着用できるのが最大のポイント。フリース裏地付きの襟、ドローコードで調整可能な3枚パネル構造のフード、肌にあたるアゴ部分のトリコット裏地、ダイヤモンドキルト型のタフタのヨークなどアウトドアブランドならではの隙のない作りも必見です。

インナーに同ブランドの人気品ロス・ガトス・フリース・ジャケットが内蔵されており、ジッパーで取り外しも可能。取り外して単体使用もできるので、ジャケット×フリース、ジャケット単体、フリース単体の3パターンで着用可能。これまでのイスマスパーカと比べて価格はあがるものの、それでもかなりお得感のあるおすすめの1着。

〈着用イメージ〉

無駄のないシンプルな見た目は、カジュアルからビジネスまで幅広く対応。流行関係ないスタンダートとして、ずっと愛用できる仕上がりに。

♯02 《SIERRA DESIGNS》

大定番の60/40クロスを使ったシェラの3wayマウンパ

マウンテンパーカーの元祖として、多くのフォロワーを生み出したお馴染み《SIERRA DESIGNS(シエラデザインズ)》の〈3way MOUNTAIN PARKA〉。表生地には伝統的な米国製の60/40クロスを使い、スタイリングに幅をもたせるダブルファスナー、動きを妨げないラグランスリーブ、フードコードのストッパーの役目をもつ通称“レザークッキー”など随所に同ブランドらしい作りが光る。

取り外し可能なインナーには良質な650フィルパワーダウンが封入されており、とっても暖か。スナップボタンで着脱が可能で、もちろんインナー単体での着用も可能。秋はマウンパのみ、冬は両方やインナーダウンの単体使いなど、ロングシーズンで活躍してくれるのも◎。

〈着用イメージ〉

同ブランドの代名詞である60/40クロスの風合いによるクラシカルで普遍的な魅力を備えた見た目。着込むほどに風合いも増していくので、来年、再来年と飽きずに長く付き合っていけるはず。

♯03 《NANGA》

オーロラテックスを使用した定番モデルがアップデートされ登場

抜群のコスパも誇る、防水性に優れた《NANGA(ナンガ)》の代表モデル〈AURORA DOWN JACKET〉がアップデートされて登場。同価格帯のダウンジャケットと比べても非常にコストパフォーマンスに優れながらも高い機能性を確保した1着は、オリジナルの防水透湿素材オーロラテック®️はそのままに、胸ポケットの大きさを変更し、デザイン性と収納性を改善。ダウンの膨らみもより強調されるようアップデートされた。

NANGA独自の機能素材オーロラテック®️は、耐水圧20000mmでステッチからの雨の侵入も防ぐことで非常に高い防水性能を実現。キャンプなどのアウトドアシーンにもしっかりと対応できる。ダウンの膨らみのしっかりと感じられ、着用した際のフィット感も抜群。

〈着用イメージ〉

少し大きめのシルエットにラグランスリーブを採用することで羽毛が膨らみやすく、着用時に保温性とフィット感を高めるデザイン。ボリュームのあるフードやマットな止水ファスナーが絶妙なアクセントに。

♯04 NANGA

ヘビーキャンパーたちもこぞって愛用する難燃素材の“TAKIBI DOWN“

表生地に難燃素材のアラミドを採用し、冬場のキャンプシーンにおいても心強い〈TAKIBI DOWN JACKET〉。770フィルパワーの高品質なダウンを採用し、真冬でも問題なく着用できる保温性を確保。大小合わせて9つのフロントポケット、クラシカルなアウトドアデザインなどキャンプ、街問わず活躍してくれる仕上がりに。

1.コットンライクなポリエステル素材に、難燃素材アラミドを配合することで、火の粉に弱いという化学繊維の弱点をカバー。2.腰元両サイドにジッパー閉鎖型ベンツを設け、屈んだりする動作の際にも動きやすいよう工夫。3.フロントに設けられた9つの多機能ポケットは、アウトドアはもちろん街でも便利。手ぶらでのお出かけも可能に。 4.袖口内側にはリブを配し、冷気の侵入をしっかりとシャットアウト。

〈着用イメージ〉

アウトドアフィールドはもちろん、クラシカルなデザインはタウンユースにおいても活躍間違いなし。多機能ポケットやカラーなどもミリタリー の要素が落とし込まれているので、ちょい武骨な雰囲気で着こなすのも◎。

♯05 《PYRENEX》

高密度に織られたギャバジン生地が大人っぽい雰囲気を構築

ここ数年、男女問わず人気が再燃している《PYRENEX(ピレネックス)》の〈ANNECY JACET GABARDINE〉。オンオフ着用できる上質なシルエット、デザインに加えその機能性の高さもウリ。肩まわりや腕のパターンを立体的にし、着丈も充分な長さをキープ。上品な見た目に一役買っている高密度ポリエステルのギャバジン素材は、小雨程度なら問題なく弾く撥水素材になっている。また、フランス参のダックダウンは軽量でロフト感があり、保温性も抜群だ。

1.フードまわりのフィンラクーンの毛皮は、繊細ながらボリューム感もあり。首元からしっかりと暖めてくれる。 2.袖口には風の侵入を防ぐリブを装備。 3.高密度に織られたギャバジン素材は内側にポリウレタン膜が張られているため小雨程度なら弾いてくれる。4.ファーは取り外しも可能。

〈着用イメージ〉

オンオフ着用できる上品なシルエット、見た目の良さを備えた1着。肩まわりや腕のパターンが立体的になっているのでジャケットの上から着てもストレスを感じず、着やすくなっている。

♯06 《PYRENEX》

シンプルさが魅力のタイムレスな定番ダウン

PYRENEXのスポーツモデルを代表する〈SPOUTNIC JACKET MAT〉。アウターシェルにはポリウレタンコーティングされた防風撥水性素材のマットを使用し、フランス産のダックダウンを充分に充填。シンプルな見た目も相まって、カジュアルに着回せる定番モデルになっている。

ボリュームのあるフードは取り外しも可能で、取り外せばよりスッキリとした印象に。アウターシェルはマットな質感で、肌触りもよくとても大人っぽい印象。着る人を選ばず、スタイルを限定しないのも魅力だ。

♯07 《DANTON》

ワークをベースにアウトドアやミリタリー の雰囲気をプラスした1着

ここ数年街での存在感を高めている《DANTON(ダントン)》の〈P/C TUSSAH DOWN  JACKET〉。ワークをベースにアウトドアやミリタリーの要素をミックスし、ファッション性と機能性をバランスよく備える1着。スタイル問わず、オン/オフの両面で着用できる仕上がりも魅力的。

1.見た目にも暖かいラクーンファーは取り外しも可能。 2.ウエストにはドローコードを備えており、フィット感、シルエットの調整もできる。 3.フロントはダブルジップ仕様で防風の前立てもつけられている。 4.ボタンはミリタリーに使用されるパラシュートボタンを採用。ミリタリーの要素をプラスすることで、より武骨な雰囲気が加速している。

連日寒い日が続く今日この頃。今シーズンはもちろん、来年でも問題なく着用できる信頼感のある定番モデルを選んでみてはいかがでしょう。


PROFILE
斉藤 淳史

斉藤 淳史

担当 … メンズウェア バイヤー
OSHMAN'S 歴 … 19年
好きなもの … ファッション、音楽、かっこいいモノ、楽しい事
好きなスポーツ … スポーツに限定するならスノーボード、山遊び&外遊び

アメリカのスタイルやトレンドを、OSHMAN'Sのフィルターを通して紹介。スポーツ・アウトドアを日常にとり込んだライフスタイルに密着したコーディネートの提案を心がけてバイイングしています。トレンドアイテムから世代を超えて愛される定番アイテムまで、様々なブランドと別注アイテムをつくり、OSHMAN'Sでしか手に入らない商品をどんどん提供していきます。